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2019.10.28

プログラミング

Railsの排他処理はRedis.setnx

坂東です。

気楽なサービスの軽めのバッチ処理はプロジェクト内に入れちゃいますよね。
でそれを自分のcronで叩く。

バッチ処理の実装は同時に実行されるのを想定していないでしょうが、unicornや冗長化でプロセスはいっぱい立ち上がるので同時に叩いたら動いちゃいます。
なので排他制御を入れる必要があります。

私はそういう制御にRedisを使うのが好きです。
いままでこういう実装でだいたいうまく動いていたのですが、

if Redis.current.get(lock_key).present?
    return # ロックが作成されてたら処理しない
end
Redis.current.multi do
    Redis.current.set(lock_key, 1) # ロック作成
    Redis.current.expire(lock_key, lock_wait) # デッドロック防止に期限つける
end

〜 いろいろ処理 〜

Redis.current.del(lock_key) # ロック削除

 

サーバーの台数が増えてcronが増えたときに、ロックをヌルっと抜けることが稀に発生するようになってきました。
cronは時間ずれるように努力してるし確率でいうと0.001%くらいなんですけどね。
なんらかの理由でまったく同時に実行される事があって、うまくいかないんでしょう。

ロックを厳密にする工夫しようかなと思ってたところ、Redis.setnx に出会いました。

 

setnxは基本的にsetなんですけれど「キーが存在しなかったら書き込んでtrue」「キーが既にあれば書き込まずfalse」という挙動をRedisレベルで取ってくれます。

でこういう実装になりました。

if !Redis.current.setnx(lock_key, 1) # ロック作成と有無を確認
    return
end
Redis.current.expire(lock_key, lock_wait) # デッドロック防止に期限つける

〜 いろいろ処理 〜

Redis.current.del(lock_key) # ロック削除

 

スッキリ。

おわり。

 

 


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