mbedでSMTPによるメール送信 2015 | GROUP DEV BLOG

2015.10.13

プログラミング

mbedでSMTPによるメール送信 2015

GTラボ坂東です。

先週末はMashupAwards11の徳島イベントが有ったので参加してきました。

Mashup Awards 11 ハッカソン予選徳島〜IoT×APIでMashup！〜 #MA11
https://mashupawards.doorkeeper.jp/events/31279

田舎にナショナルブランドなイベントを引っ張ってきてくれる皆様に感謝。けど県内IT企業の参加者が少なくて寂しい。行政案件にはこういう場で築ける知識や人脈は必要ないんでしょうけれども。
テクノモバイルからは３名出ましたよ。徳島で先端や前例無い案件がありましたら是非とも㈱テクノモバイルにご相談下さい。

今回はIoTということでハードウェアプロトタイピングキット「mbed」を持ったARMさんが来てて、使わせていただくことに。
https://developer.mbed.org/users/nxpfan/notebook/lets_get_started_jp/

さくさくとボードにチップ挿して、MacとUSB接続して、Eclipseのようなクラウド上の統合環境でCでコード書いて、コンパイルしたバイナリを、ドラッグ＆ドロップでコピー。10分でLEDチカチカしたりPCにフィードバックしたりできた。
私が高専に居た20年前はポケコン繋いでZ80アセンブラを流しこんでてエラーがあるとブザーがべーと言ってアセンブラの分けわかんない英数字の羅列翻訳して流し込みなおして…それに比べると隔世の感ですね。
練習で「温度センサーの数値をメール送信する」というのをやってたところ「メール送信をする」部分でハマったので共有します。

ライブラリのバージョンが古いと動かない
「mbed チップ名」でググッてライブラリを見つけて、統合環境に「インポート」するのが簡単な開発手法のようです。
メール送信のに関してはチップがあるわけではないので「mbed SMTP」でググッて見つかった適当なライブラリを組み込むもコンパイルが通らない。ライブラリが2010年製と古くて現行のmbedとはネットワーク周りの実装が異なるようです。
動いたのは「SimpleSMTPClient」でした。ググるんじゃなくコンパイラーから「インポート」→「ライブラリ」→「smtp」で検索すると簡単に入れられます。
Wifi経由で送れない
私のボードは村田製作所のWifiチップでネットに接続してんですけれどSimpleSMTPClientは有線(Ethernet)を前提としているので動かない。
includeをWifiライブラリのものに置き換えると動きました。
```
SimpleSMTPClient.h および SimpleSMTPClient.cpp
```
```
#include "EthernetInterface.h"
　↓
#include "SNIC_WifiInterface.h"
#include "TCPSocketConnection.h"
```

サンプルコードが無い
念入りにググらないとサンプルが見つからなかったので置いておきますね。

#include "SimpleSMTPClient.h"
SimpleSMTPClient smtp;
int main() {
  int ret;
  smtp.setFromAddress("from@gtlab.jp");
  smtp.setToAddress("to@gtlab.jp");
  smtp.setMessage("subject","body\r\n");
  ret = smtp.sendmail("smtp.gtlab.jp", "from@gtlab.jp", "password", "smtp.gtlab.jp","587",SMTP_AUTH_PLAIN);
  if (ret) {
    printf("E-mail Transmission Era-\r\n");
  } else {
    printf("E-mail Transmission Sakusesu\r\n");
  } 
}