【社外講演】クリエイター向け講演会@熊本電子ビジネス専門学校様

公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)様からのご依頼で、6/15(金)に熊本電子ビジネス専門学校の学生さんに、クリエイター向けの講演会を行ってきました。

前半は主にクリエイティブな仕事に必要な考え方や、実際の現場で使用している資料などを交えて、一人前のクリエイターになるためのアドバイスを、後半は、就職にむけた心構えや、企業側の面接担当としてチェックしている項目や視点をお伝えし、希望の就職先を勝ち取るためのアドバイスを行ってきました。

◆第1部:クリエイティブに必要な考え方

1.「デザイン」の意味って何?
これからデザイナーを目指すにあたり、「デザイン」の本質的な意味が理解できているか、弊社チームが考える「デザインの意味」をお話ししました。

2.「考える」そして「伝える」
「伝わらなければ意味が無い」ことと、的確に伝えるためのヒントとして、セオリーやトレンド、データ分析、ロジカルシンキングなどをおススメしました。

3.「インプット」と「アウトプット」
アウトプットすることが仕事なので、インプットが超重要であることをお話ししました。

4.「ダブルミーニング」「隠し要素」「ひねる」「新しい組み合わせ」を考える
他社のロゴを事例に、「面白いデザイン」に必要な考え方のヒントをお話ししました。

<紹介したロゴ>
・amazon(a⇒z:なんでも揃っていることを表現)
・Fedex(「⇒」が隠れている / 口コミ効果狙い)
・TOYOTA(ロゴにTOYOTAの文字が隠れている)
・VAIO(アナログとデジタルの融合)
・ノースウエスト航空(「N」「W」「コンパス」の3つの意味)
・Apple(黄金比 / 実際には意図せず自然に黄金比にたどり着いたそうです)

5.相手の立場になって考える
本質を理解するために重要。
相手の質問の意図や、期待している回答を意識することの大切さをお話しました。

6.「臨機応変」に、「柔軟な思考」で、「どんな意見でもいったん受け止める」姿勢が大事。そのうえで、自身の「スタンス」を持て。
これはそのままですね。
予定通り進行する案件は少ないので、臨機応変に対応することと、嫌なフィードバックにその場で反論するとモメるので、一旦「検討しまーす」で逃げて、後から回答するといいですね。



◆第2部:実践的なお話

1.「コンセプト」が大事
デザインの指針とするための基本的な概念・考え方で、デザインの良し悪しを判断するためには「コンセプト」を知る必要があること、これから採用面接に臨むにあたって、必ず作品のコンセプトを用意するようにお話ししました。

2.企画書・説明資料を作れ
ここでは、普段弊社で使っている、説明資料の一部をご紹介しました。

・ヒューリスティック評価(競合分析)
・キーワード / ニュアンス
・配色イメージ
・レイアウト設計
・ペルソナ
・カスタマージャーニーマップ

3.おすすめ情報サイト
私が普段チェックしている情報サイトの中から、おススメのサイトをご紹介しました。

5.制作ポジションを知る
今後のキャリアパスを考えるにあたり、まずはどんなポジションがあるかを知り、将来のビジョンを仮でもいいので決めておく重要性をお話ししました。

6.社内に対する営業 (PR/関係値作り)の大切さ
受け身な姿勢では、面白くない仕事が回ってくる可能性があるので、やりたい仕事は周りにPRし、自ら採りに行く姿勢の重要性をお話ししました。

◆第3部:就職に備える!
ここでは、企業の面接担当者として、どういう部分をチェックしているのかといった視点や、ポートフォリオ自体も作品でチェックしているので、文字詰めや改行位置にもこだわること、面接の場で受けた質問で、印象に残っているものなどをご紹介しました。

◆第4部:熊本電子ビジネス専門学校 卒業生の成長過程
偶然にも、弊社クリエイティブチームの中に、訪問先である熊本電子ビジネス専門学校さんの卒業生が居たので、入社して10カ月程度で、どれだけ成長できたかを、実際に仕事で作成した成果物を交えてご紹介しました。



◆講義を終えて
私は福岡育ちでしたので、同じ九州の若いクリエイターの卵たちに、今まで私自身が先輩方から受けた指導やアドバイスを、ほんの少しですが還元できる機会だと考え、今回の依頼を引き受けさせていただきました。
良いクリエイターになるための、きっかけになるといいなと思いました。

受け身の「労働」ではなく、楽しみや生きがいを込めて心を尽くせる「仕事」に就けることを願って、そしていつか一緒に面白い仕事ができるといいなと思います。

Keichi .S

クリエイティブディレクター

Keichi .S

元デザイナーとしての経験をもとに、デザイン面はもちろん、ユーザビリティ、アクセシビリティにも配慮したWebサイトの制作を心がけています。また、改善提案やコンテンツ企画も得意としており、クライアント様、ユーザー双方のニーズに合わせたご提案ができます。